世界ふれあい街歩き マドリード(2)


前回紹介した「肘通り」の続きの話です。

この肘通りに修道院があって御菓子を売っていて地元の人が買いにきています。
しかし、建物に入口には「修道院」とか「御菓子販売」とかは書いた看板はなく、
重くて厳めしい扉の横の柱にインターホン(el telefonillo)があって、
そのインターホン(el telefonillo)の下に、A5版程度のプレートが貼ってあります。
そのプレートには、

HORARIO
Venta de Dulces y visitas
Mañana de: 9:30 A1
Tarde de: 4:00 A 630

と記載されています。

このプレートをしっかり読まない限り、これが店なんて分かりっこないです。

horarioは、この店の名前、固有名詞かと思ったら全然違っていて
「勤務時間」と辞書にでていました。

la ventaは(英:sale)名詞で「販売」「売上」という意味です。
el dulceは(英:sweet)で形容詞では「甘い」とかになるけれど、
名詞なら主に複数形で「菓子、甘いもの」となっています。
la visitaは(英:visit)で
「訪問・来訪」「訪問者」「見学・見物」「面会」という意味です。
Venta de Dulces y visitas
は、「御菓子の販売と見学」ということになるのでしょうか。

Mañana de: 9:30 は、午前9時30分。
後の”A1”は分からないなぁ。
Tarde de: 4:00 は、午後4時。
しかしこれも後半の”A 630”が分からない。

う〜む、もしかしてもしかして
午前9時30分から午後1時まで営業し、
午後は4時から6時30分という意味なのかしらん。

今度スペイン語の先生に会った時に聞いてみよう。

なお、インターホン(el telefonillo)で来訪を告げると扉が開き、
中庭を抜けると御菓子の販売所へ到着します。
しかしこれが一風変わっていて、修道女とは顔を合わさずに
回転式のテーブルを使って販売するというものです。
「御菓子をください」と言うと、テーブルが回転して御菓子がでてきます。
今度はお金を載せるとぐるっと回り、
しばらくするとお釣りが回って出てきます。
顔を合わせるのではないので、
しっかりスペイン語だけで話をしないと買えません。

しかし、この一度も顔を合わさずに、
訪ねて買うというのは一度やってみたいものです。