querer 〜 第2回 うきうきサークルより 〜

querer(英:want,love)
直接法現在での変化は、quiero,quieres,quiere,queremos,queréis,quieren
と変化する。

一つは願望・意思を表す意味で「〜が欲しい、望む、願う」
¿Qué quieres ?  何が欲しい? 何の用なの?
Quiero un boli.  ボールペンが欲しい。
¿Qué quieres en Navidad?  君はクリスマスには何が欲しいの?

Navidadは名詞だが、形容詞となると、navideño,ña となる。
Quiero escuchar canciones navideñas en mi casa.
お家でクリスマスソングを聞きたいわ。
歌は女性名詞で複数形なので、ñasとなるわけだ。

¿Qué quieres para tu cumpleaños? 君のお誕生日には何が欲しいの?
これはお誕生日バージョン。

もう一つは、「愛する、好む」ということだ。
Te quiero . 君のこと、好きなんだ。
現代スペイン語辞典では『男女間の愛情表現ではmuchoなどの修飾語を加えない』
と書かれているが、必ずしもそうではなさそうだ。
素直な愛情表現として使われる事もあるようだ。

またラテンアメリカでは Te quiero mucho. は、
家族間の愛情表現や挨拶代わりにも使われるらしい。
辞書の内容と合致するが、今もそれが全てなのかというと分からない。
地域や相手、その時の状況によって、「好き」の度合いを量るしかない。
恋ってそういう探り合い(?!)でお互いの気持ちを確かめあうもの。
と考えれば世界共通の愛情表現方法かな。
(好きなような、そうでもないような、でも好きなような…。エイ!はっきりしろ!)
Te amo. と言われたら、こりゃ間違いない。「君のこと愛している」だ。

それと、「querer+不定詞」の組合わせで「〜したい、する事を望む、〜しようとする」という使い方がある。
ともかく何かやりたい事があればこれを使えば分かってくれるのは有り難い。
Quiero comprar billete de metro.  地下鉄の切符を買いたいんだ...。
と言えば切符を売っている場所を教えてくれる。
ちなみにスペインではbillete だが、南米ではboletoを使う事が多いようだ。
Carmen quiere los boletos para el concierto de Char.
カルメンはチャーのコンサートのチケットを買いたがってる。
「チャー」はスペイン語読みでは「チャル」になっちゃんだね。
そういえば、「順子(Junko)さん」という女性の方が、
スペイン語読みでは「フンコさん」となるので嫌だと言っていたっけ。
でも今は外国語もそのまま読むようになってきたから、
あまり気にせず「こういうスペルでこういう読み方」と相手に求めれば良い。

昔「フアン・バイネ」の事を聞いた事があるが、もうそんな時代じゃない。
ある人がスペイン留学時代にフアン・バイネ主演のアメリカ映画が
いつも学生に人気があったそうな。
フアン・バイネって知らないなぁ、と思っていたが、ある時なぞが解けた。
フアン(Fuan)はスペイン語だけど、英語ではJohn(ジョン)のこと。
そしてバイネのスペルはWayneで、英語読みならウエイン。
すなわち、ジョン・ウエインの事だった、というのだ。
ジョン・ウエインは、スペイン語圏ではフアン・バイネになっちゃた。
こりゃ、分からんわなぁ。
うむ?ジョン・ウエインは誰かって?いや失礼しました。
ハリウッドの映画スターで西部劇によく主演していました。
(本名はMarioって言うらしいぜ。)

おお、随分迷走して話がどこへ進むやら…。

「冠詞」のことを書きたいがあまりに長くなるのでまた後日。

そう言えば、宿題があったような...。
「規則変化のar動詞で何か文章を作ってきなさい」という内容だった。
cocinar,estudiar,hablar,mirar,viajar,comprar,
contestar,tomar,preguntar,pagar,limpiar,lavar
結構たくさんのar動詞を与えられたねぇ。
えっ、全部作るの? いや、それはないでしょう。
いくつかチョイスして作文すれば◎じゃないでしょうか。
ま、まだまだ時間はあるので作文してきてね。