私を殺す気?!

語学学習教材の中では、それをマスターするためにさまざまな例文が登場します。
会話形式になっているものもありますね。
でもこの会話形式、時々つじつまが合わなかったり、
「ちょっとその設定は無理があるだろう」というものもあります。

ある語学教材で、A君とB君の友達の会話があり、その後にC子さんが登場するものがありました。
話(学習)が進んでいく従って、A君とC子さんが何やら随分仲良くなっていきます。
こりゃもしかすると恋人にでもなる設定なのかな、と思っていますと、
あるところから突然B君とC子さんが急接近するではありませんか。
一体何があったんだ?と思っても何の説明もありません。
語学教材で、そりゃちょっとドラマチックすぎるんじゃない?
と思ったのですが、作成者側はあくまで学習したフレーズを使って、
会話に活かすための便宜上の設定との認識なのでしょう。
しかし仮にも設定した登場人物が理にかなった動きにはして欲しいものです。

下記内容は、ラジオスペイン語会話7月号の中の一文です。

Andorea:¡Me vais a matar con tanta comida!
     こんなにいっぱい食べさせて、私を殺す気!?

   私自身を(Me)、つもり(ir→vais) 殺す(a matar)
   そんなに多くの(tanto,ta)食べ物(comida)で、
    Ir+a+不定詞で、(be going to)〜しようとしている、〜するところだ
   という意味なので、
   Ir+a+matar で「殺すつもり、殺す予定」となる。

しかし、殺すつもり?!というのはおだやかじゃありません。
まぁ、こういう事がスペイン語日常会話として、よく使われているなら納得しますが。