ゴヤは男だねぇ〜。

前回 La maja desnudaの事を書いたけれど、この絵って歴史があるんですねぇ。

西洋美術で、初めて実在の女性の陰毛を描いた作品といわれているそうです。
当時のスペインではこれが問題となり、ゴヤは裁判所に何度も呼ばれ、
誰からこの絵を依頼されたのかをひつこく聞かれています。
しかし、ゴヤは決して話す事はありませんでした。
依頼人への守秘義務っていうんでしょうか。
礼節を守ったんですねぇ。
ゴヤはいい男ですねぇ〜。

裁判の後、絵はプラド美術館で封印され、
公開されるまでに100年近くかかったとか。

ところで、majaは人の名前と思っていたけれど、
現代スペイン語辞典によれば、名詞で
「粋な人;美男・美女」となっています。
これなら、majaは固有名詞じゃないんだから、こりゃ冠詞が要りますよね。

La maja desnudaというタイトルは
さしずめ「裸のかわい子ちゃん」というイメージでしょうか。