なんで西和辞典?

スペイン語の事をなぜ「西」で表すようになったのでしょうか。

日本を表す「和」は、昔中国で朝鮮及び日本に居住する人を「人」と呼びました。
もう一つ日本を表す名称は「ヤマト」です。
あの「邪馬台」も古代の発音では「ヤマト」とか。
「ヤマト」は「大和」であり5〜7世紀には「大国」と呼称され、
7世紀後半には「日本」となったようです。

鎌倉時代徒然草(1330年頃)には既に「国」という表現があり、
日本=和がすっかり定着していたと思われます。

スペインの事を中国語では今も昔も
西班呀(xībānyá)」(シーバンヤ)と言います。
エスパーニャという名をそのまま中国語の発音で綴ったのが
西班呀」で、その「西」を取り出し、
西和」「和西」としたようです。

ちなみに、マドリードは「馬徳里」。
マドリードの「ド」の音は聞こえないので、
「マドリ」という綴りになっています。
なんか忠実に表現している気がしますねぇ。