ペット

先日、ベトナムの女の子と話をしていたら、ペットの話になった。
何を飼っているの?との質問に、「水牛!」との答えが・・・。
他には何を飼っているの?と聞くと、「豚2匹、鴨20羽、犬1匹」の答え。

ちょっと違うよなぁ・・・。

「あのう、ペットですごい可愛がっている動物だよ。」
「お父さん、水牛すごく可愛がっているよ。」
「いやいや、犬はペットだけど、他は・・・。」
「なぜ犬だけ違うの?」
「犬は食べないよ。でも他の動物は家畜だから食べるよね。ペットは食べないの。」
「犬、食べるよ。水牛、食べると田んぼが出来なくなるから食べないよ。」

後で調べて分かったが、ベトナムには犬食文化があって北部では一般的らしい。
もともと、中国、朝鮮などに犬食はあり、日本でも江戸時代までは食べていた。
しかし文明開化とともに、愛玩動物の概念が広まり、日本では食べなくなった。
明治元年から数えて147年。
日本で犬を食べなくなったと言ってもわずかな期間だ。
料理は生活に密着した文化であり、犬を食べることが必ずしも悪ではない。

なかなか、ペットという言葉一つをとってしても理解させるには苦労させられる。