スペインの学校(1)

いやぁ日本に帰ってきた。
帰ってみると、いろんな案件が山積み...。

でスペインという場所でスペイン語が上達したか、
というと期間が短い事もあって正直あまり進展はなかった。
しかし自分の実力への認識やこれからやるべき事が分かった。

まず学校へ行くと、筆記で文法を中心とした実力テストと、
会話による問診がある。
教室は、Deleのレベル分けでされており、僕はA2クラスへ。
試験官からは
「あなたのヒアリング力では少し苦しいけれど、やってみて」とのこと。

で、受けてみると....。
先生の言っている事が分からないんだなぁ。
グアテマラの個人授業の時は聞き取れていたぞぉ、と思っていたが、
これが勘違いであった事を思い知る事となった。
グアテマラでは個人授業のなので僕の実力に合わせて先生は
「語彙をえらび」「ゆっくり話す」「分からないとなれば繰り返す」など、
工夫をしてコミュニケーションをとろうと努力していたのだ。
しかし、このスペイン語学校はグループ学習なのでグループ全体の実力に合わせてやるので、
僕の実力に合わせる訳ではないのでギャップが生じるのは当然だ。
何度か聞き返すが、知らない単語、
うるおぼえではっきり意味を把握できていない単語が目白押し。
あんまり聞き返していると授業が進まない。
で適当にしているとドンドン進んで行く。
教科書を見るがこれも知らない単語が並ぶ。
先生が質問するが質問の中身が分からないので答えられない。
教科書にある問題をみんなでするのだが、
問題の意味が分からないので、当然答えも分からない、
というありさまである。

Aquí tienes tres noticias más.
Conjuga los verbos según la información que aportan ,
narración o descripción .

「ここに三つのニュースがある。
 語りや描写等からもたらされる情報に従って動詞を活用しなさい。」
 いやぁ、なじみのない単語ばかり....。

聞いて分からない、見て分からない。
しかし授業は進む。
あっと言う間の4時間授業終了。

昼食後は、「何をやったんだっけ」と一人で復習(単語の意味をひろう事が中心)すると、
初めて何の授業であったのかが分かるという具合だ。
これはえらい事になったと思ったのが初日であった。

唯一の救いは、
女性の校長先生、女性の事務長が素敵な女性であったこと、
女性の受付け、女性の先生が可愛いかったこと、である。
写真は私が習った先生が黒板にDiablo(悪魔)を書いているシーン。
悪魔も妙に可愛いかったりする。
ああ、不順な動機での授業開始である。